最近の端末は、SIMが2枚挿せるものが増えてきました。
今までは1台の端末にSIMが1枚しか挿せなくて、違うSIMを使う場合は入れ替える必要がありました。
しかし、状況によっては違うSIMを2枚入れて使うことが出来て、通信料金の削減などの節約にも使えるかもしれません。
そこで、SIM2枚同時に入れられる端末の主な使い方を書いておきたいと思います。
SIM2枚挿しができる端末
現在販売している楽天モバイルの端末でSIM2枚挿しに対応している機種です。
- HUAWEI Mate 9(Nano SIM x 2)
- HUAWEI nova(Nano SIM x 2)
- ZenFone 3 MAX(microSIM/nanoSIM)
- ZenFone 3(microSIM/nanoSIM)
- ZenFone Go(microSIM×2)
- ZenFone 2 Laser(microSIM×2)
- ZenFone Selfie(microSIM×2)
- ZTE BLADE E01(nano SIM×2)
などがあります。主にASUSの端末で2枚挿しができるようですね。ZenFone3は「microSIMとnanoSIM」というサイズが違うスロットの上、nanoSIMスロットとmaicroSDスロットが排他使用になっています。
ZenFone2はSIM2が2Gのみですので、この中には入れていません。また日本でDSDSに対応しているかは、LTE対応かどうかなど幾つかの条件があります。
デュアルSIMの大まかな説明
デュアルSIMの仕様として大まかに2種類あります。
- DSDA(Dual SIM Dual Active:デュアルSIMデュアルアクティブ)
- DSDS(Dual SIM Dual Standby:デュアルSIMデュアルスタンバイ)
です。DSSS(Dual SIM Single Standby:デュアルSIMシングルスタンバイ)はSIM切り替えしなければ使えないので、あえて入れていません。
DSDA(デュアルSIMデュアルアクティブ)
2枚のSIMを同時に利用できるものです。例えばSIM1で通話しながらSIM2でモバイル通信を行うなどです。
現状この使い方ができるスマートフォンは残念ながらありません。
DSDS(デュアルSIMデュアルスタンバイ)
2枚のSIMを同時に待ち受けできる仕様です。ですが、片方のSIMで通話している間はもう片方のSIMが無効になってしまうという点があります。待受は同時、利用は片方だけという感じで覚えておけば良いと思います。
ですので、通話だけのSIMとデータだけのSIMが入ってたとすると、通話中にはデータ通信ができなくなってしまいます。両方共通話SIMですと(2つの番号を待ち受けできる)片方が通話中であればもう片方は使わないので特に問題は無いと思います。
有効な使い方
方向としては
- 2つの通話SIMを入れて2番号での待受
- 通話SIMとデータSIMを入れて通信費を削減
- 格安の大容量データSIMを2枚入れて、容量使い切りを防ぐ
でしょうか。
2つの通話SIMを入れて2番号での待受
通常使うSIMと、何か特別な番号(恋人専用、事業用など)を一緒にすれば1台で待受できます。2台スマートフォンを持つのは大変ですから、結構おすすめできる使い方になります。
通話SIMとデータSIMを入れて通信費を削減
ドコモの回線は使えますので、通話はドコモ話し放題プランのSIMをSIM1に、データは格安データSIMをSIM2に入れるという感じでしょうか。こうすれば毎月5000円あれば結構使えると思います。格安SIMが弱い通話をフォローできるパターンです。
格安の大容量データSIMを2枚入れて、容量使い切りを防ぐ
そこそこ多くの容量を使うユーザーが3日間の容量制限を回避するために使えるかもしれません。ひとつのSIMでは3日間の容量制限にかかると最低でも次の日まではかなり遅いスピードになります。その間、もう片方のSIMを使ってやり過ごすのですね。2契約必要ですが、値段が安いプランを選べば思ったほど料金は上がらないかもしれません。
まとめ
デュアルSIMは大抵の方は無くても困りませんが、あると助かるユーザーもいるのは事実です。
格安SIMの利用方法にも幅が出るので、もしデュアルSIM端末を利用しているのであれば、お得になる場合もありますので、チェックしてみてはいかがでしょうか。
まだまだ価格競争が続いている格安SIM業界ですので、もっと安く使えるSIMが出てくるかもしれませんよ。